エンジニアとしてベンチャー企業でチャレンジ!

ベンチャー企業の定義

ベンチャー企業とは?

はっきりした定義はありませんが、新しい技術やビジネスモデルを展開しているような設立10年以内の若い会社をベンチャー企業といっています。どの企業も成長志向があって、新規性、スピード感があることが共通点としてあげられます。また、新しい分野にチャレンジすることは変化を伴うため、業務内容や社内の体制がよく変わることもベンチャー企業の特徴です。メガベンチャーという言葉もありますが、こちらは、新規性を持ったまま規模が大きくなった企業をいいます。ベンチャーマインドを持った元ベンチャー企業といった感じです。ベンチャー企業は成長過程にありますが、メガベンチャーは、ある程度成長した企業なので、会社組織としては安定しているといえるでしょう。

ベンチャー企業のステージ

新しい事業やサービスを展開するなど、大企業が手を出しにくい事業をしているベンチャー企業ですが、成長段階や社員数などによって4つのステージに分けられます。まず、事業が完全に立ち上がっておらず開発や研究を続けている段階を「シード」といいます。次に、初期のマーケティングや製造、販売を始めた段階を「アーリー」といいます。生産や出荷を始めており、在庫も販売数も増加しつつある段階を「エクスパンション」、持続的にキャッシュフローがあってIPO直前の段階を「レーター」といいます。ステージが上がっていくと売上や社員数は増えていきます。また、事業が安定していくようになります。逆に事業が安定していくと創業者と一緒に事業や会社を創造していくといったベンチャーらしさはなくなっていきます。

ベンチャー企業と混同しやすいもの

まず、「スタートアップ」です。新しいビジネスを展開しており、短期間で急成長している企業をいいます。ベンチャー企業と同じ意味で使われることも多く、前述の「シード」~「アーリー」の段階のベンチャー企業をスタートアップと呼ぶことが多いようです。次に「ジョイントベンチャー」です。これは、複数の企業が出資して新しく作った企業を意味します。合弁会社ともいいます。出資したそれぞれの会社が強みを活かし、足りない部分を補い合って事業を展開します。「社内ベンチャー」は、新しく企業を作るわけではなく、既存の企業の中で新規事業を立ち上げる組織のことをいいます。既存企業の資金、ノウハウ、人材を使って新規事業を創造します。「ベンチャーキャピタル」は、ベンチャー企業向けに出資をする企業や組織をいいます。

短期間でゴールを目指すのがスタートアップ企業

新しい技術やアイディアを使って、新しいビジネスを創造するのがスタートアップ企業、またはベンチャー企業ですが、スタートアップ企業は、2~3年の短期間で目標達成を目指すことが多いようです。成長速度を重視して、短期間で成長を目指します。一方、ベンチャー企業は中長期的に目標を設定します。