エンジニアとしてベンチャー企業でチャレンジ!

デメリット「制度が整っていないかもしれない」

給与や福利厚生

一般的には、ベンチャー企業の給与は他と比べて低いことが多いです。また、福利厚生も整っていないところが多いようです。ベンチャー企業は設立して間もない若い企業ですから、まだ売上が不安定です。そのため、人件費はなるべく抑えたいと考える企業が多いのです。また、規模が小さければ売上も少ないので、給与が高くなりません。経営的にも、これから成長に入るフェーズで給与などの固定費を高くすることはリスクになります。しかし、給与が低くても実績を出した分だけインセンティブがもらえる、ストックオプションがあるといったメリットもあります。
大手企業に比べるとベンチャー企業は資金的な体力はありませんから、退職金や保険といった福利厚生は整っていないことが多いでしょう。ただ最近のベンチャー企業は、従業員の満足度を高めるために福利厚生に力を入れているところも少なくありません。例えば、会社の近くに家を借りたら住宅補助が支給されたり、おしゃれで快適に働けるオフィスを設置したりなどです。社員同士の交流を促進し、採用率を上げる狙いがあります。他にも会社で朝食を支給したり、仮眠スペースがあったり、一ヶ月以上の長期休暇が取れるような企業もあるようです。大手企業にはあまりないような独創的な福利厚生があるかもしれません。ベンチャー企業は徐々に発展していく企業ですから、必要な制度があれば自ら声を上げて作っていくことも不可能ではありません。

教育や研修

ベンチャー企業は、社員教育や研修制度に使えるコストもノウハウも少ない場合が多いです。そのため、大手企業のような手厚い社員教育を受けられないことが多いでしょう。ベンチャー企業は、売上が安定していないことが多く、新人を一から育てている時間も余裕もないのが現状です。自ら学んでいって自主的に動けるような人でないとベンチャー企業で働くのは難しいかもしれません。
もし、教育制度があったとしても短時間の研修で済ませているケースがほとんどです。ベンチャー企業では、利益につながることを最優先に考えますので、OJTや研修にはそれほど時間もコストもかけることはしないでしょう。業界未経験者や、経験が浅い人がベンチャー企業に入社する場合は、きちんと研修があるか確認することが大切です。右も左もわからないような状態で仕事をするとミスをする可能性が高まります。会社に損失を出してしまうことにならないように注意が必要です。